当ブログ、2015年12月4日に「恩師の母の死」を綴りました。私は、喪中のはがきにメッセージが記されていた事に、とても驚きました。
たった一言。
「健康は宝」
と。
2016年になり、20歳代からの付き合いのある悪友が、腰を痛め、久しぶりに来院しました。
「昨年の暮れから踏んだり蹴ったりだよ。」
最初の挨拶は、いつもと変わらない様子でしたが、彼はそう言いました。
「どうしたの?」と私が尋ねると
「母ちゃんが急に亡くなっちゃってさ。あまりに急だったから、葬儀の時に涙がでなくてさ。その時、娘に「お母さんが死んじゃっているのに、なぜお父さんは泣かないの!!!」って怒られちゃってさ」
「ほんと、初症状が出てから2、3日だったんだよね。まだ、67歳だよ。」
「そしたら、今年になって今度、父ちゃんが体調崩してさ、三が日明けから入院手続きになっちゃって。」
と続けざまに彼は言います。
私は、まだ40代ですが、親を亡くした人達が身近にたくさんいます。
また、この仕事柄、遺族の亡くした話もたくさん聞きます。
遺族の気持ちは、察することは出来ても、亡くした方々の身代わりには成りえない。
でも私がいつも思うのが「親を亡くして、さぞ辛いのだろうなあ。けれど、遺族の方が大人(おとな)に見えるなあ。
親を亡くして、ある意味”真の大人”になるのかなあ」とさえ思ってしまうほどです。
今日、ここで言いたいのは表題にも掲げました
「健康は宝」=「良い筋肉も宝」
ということです。
昨日、患者さんとお話していて、再び強く思わされました。